コンボボックスやリストなど、複数項目を扱うコンポーネントでは、選択状態をフォームオブジェクトに取得したり、逆に設定したりすることができます。
このような機能を セレクション・バインディング(Selection Binding) と呼びます。
先ほどの画面で、コンボボックス(id は dept)の選択項目を得るには、以下のように @ImportSelection アノテーションをフィールドに記述します。
フィールドの型は、バリュー・バインディングで指定した型と同じである必要があります。
このように記述することで、コンボボックスで選択された項目に対応するオブジェクトが、フィールドへバインドされます。
@ImportSelection(id = "dept") private DepartmentDto selectedDepartmentDto;
逆に、画面表示の際にあらかじめ選択項目を指定する場合、以下のように @ExportSelection アノテーションをフィールドに記述します。
これで、フィールドの持つオブジェクトに対応する項目が選択されます。
@ExportSelection(id = "dept") private DepartmentDto selectedDepartmentDto;